防音仕様のものもある

防音仕様のものもある

換気ダクトを設置する際には、一般的な使い方ではそのまま普通のダクトを用いることで済ませられます。一方で室内で大きな音を出すことが多く、周囲に音漏れを起こしてしまうような建物や、逆に外部からの騒音を遮りたいと感じている場合は、換気ダクトには防音仕様のものがあるので、こちらを使うと音の問題をクリアできます。ダクト本体自体が吸音性を持っているものから、別途取り付けるパーツも多彩にあります。

換気ダクトの場合は屋外に出ている部分が必ずありますが、その先端に取り付ける遮音フードも効果的です。ダクト内に設置可能なサイレンサーというパーツもあり、自動車のマフラーと同じような使い方をしていることになります。防音パイプというパーツもあり、ダクト内に自由に挿入できることの他、抜き取ることも簡単なのでお手入れを必要とする場所では最適かもしれません。換気ダクトの場合は、設置している周囲からの音漏れが気になるという現象もあるので、この場合は遮音マットを併用することで音問題をクリアできます。

換気ダクトがうるさいときの原因と対策とは

換気ダクトから異常な音が聞こえてうるさいと感じることがありますが、放置していると問題になる危険性があるため、原因と対策を把握しておくと良いです。まず、ファンベルトが老朽化してひび割れや摩耗が発生していると不快な音の原因になるので交換が必要になります。ファンの軸受けであるベアリングも使い続けると摩耗して回転がスムーズにできなくなるので、交換しましょう。換気ダクト内部にあるファンに埃や油汚れが付着したことで不快な音を発することもあり、掃除して対応します。

基本的な原因で考えられるものは上記のように部品の老朽化や汚れですが、対応しなければうるさいと周囲とのトラブルになるだけでなく、排気の性能が低下して臭いや熱、煙などが室内に充満するなどの影響が出ます。一般家庭でも問題ですが、飲食店では客にまで迷惑をかけることになるので、異常が見つかったら早急に対応が必要です。長引けば換気ダクトを丸ごと交換することになる場合もあるので、注意しましょう。